第48回共通 午前81~90

第48回共通過去問題

48-A- 81 図版を示す。これを用いる検査はどれか。ただし、右の吹き出しは空欄である。

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1.SCT

2.SDS

3.TEG

4.P-Fスタディ

5.Bender Gestalt Test

 

正答 4

P-Fスタディは、2人の人物が登場する欲求不満場面で空欄の吹き出しにセリフを入れる心理検査である。

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48-A-82 国際生活機能分類ICF)で「活動」に含まれる項目はどれか。2つ選べ。

1.入浴

2.移乗

3.嚥下

4.呼吸機能

5.関節可動域

 

正答 1、2

1、2.入浴、移乗、トイレ動作、食事、洗面、更衣などセルフケアは活動に含まれる。

3、4、5.嚥下、呼吸機能、関節可動域は心身機能である。

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48-A-83 脳性麻痺で正しいのはどれか。

1.アテトーゼ型では下肢より上肢の支持性が良い。

2.アテトーゼ型では初期は低緊張である。

3.痙直型では出生直後から筋緊張が亢進する。

4.痙直型両麻痺では下肢より上肢の麻痺が重度である。

5.痙直型片麻痺では上肢より下肢の麻痺が重度である。

 

正答 1、2

1、2.正しい。

3.痙直型では新生児期は筋緊張の異常はみられない。

4.痙直型両麻痺では上肢より下肢の麻痺が重度である。

5.痙直型片麻痺では下肢より上肢の麻痺が重度である。

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48-A-84 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律バリアフリー新法)の内容に含まれていないのはどれか。

1.介助犬の待機場所の確保

2.車椅子使用者用の客室の設置

3.車椅子使用者用の駐車場の確保

4.車椅子と人がすれ違える廊下幅の確保

5.目の不自由な人でも利用しやすいエレベーターの設置

 

正答 1

介助犬盲導犬聴導犬)については、身体障害者補助犬法によって定められている。

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48-A-85 腰部MRIを示す。

この画像で認められるのはどれか。

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1.骨粗鬆症

2.腰椎圧迫骨折

3.腰椎すべり症

4.後縦靭帯骨化症

5.椎間板ヘルニア

 

正答 5

図の〇で囲まれた部分で髄核の突出がみられる。

L5-S1間の腰椎椎間板ヘルニアである。

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48-A-86 ワルファリンの作用を減弱させるのはどれか。

1.ヘパリン

2.抗血小板薬

3.ビタミンK

4.ペニシリン系抗菌薬

5.非ステロイド性抗炎症薬

 

正答 3

ビタミンKは血液凝固作用があるため、血液凝固抑制剤のワルファリンを服用している場合は摂取を控えるように気を付ける。

ビタミンKは納豆、クロレラ、緑色野菜類などに多く含まれている。

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48-A-87 ボツリヌス毒素を用いた治療で正しいのはどれか。

1.ボツリヌス毒素は前角細胞に作用する。

2.痙縮のある筋に対して筋肉注射を行う。

3.65歳以上の高齢者には禁忌である。

4.注射直後から最大効果を認める。

5.効果持続は約1年間である。

 

正答 2

1.ボツリヌス毒素は神経終末(神経筋接合部)に作用する。

2.正しい。痙縮のある筋に対して数か所筋肉注射を行う。

3.高齢者に禁忌ということはない。

4.注射後、最大効果を認めるには1~2週間を要する。

5.持続時間は3~6か月である。

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48-A-88 変形性膝関節症で正しいのはどれか。

1.外側型が多い。

2.歩き始めは痛くない。

3.女性よりも男性に多い。

4.膝周囲筋の筋力強化は症状を改善させる。

5.内側型には内側が高い楔状足底板が用いられる。

 

正答 4

1.日本では内側型が多い。

2.変形性膝関節症では、初期から動作開始時(立ち上がり時、歩き始め時など)の痛みがある。

3.中年以降の肥満女性に多い。

4.正しい。大腿四頭筋ハムストリングスの筋力強化が症状を改善させる。

5.内側型(膝内反)では外側が高い楔状足底版が用いられる。

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48-A-89 感覚障害を合併するのはどれか。2つ選べ。

1.多発性硬化症

2.重症筋無力症

3.筋萎縮性側索硬化症

4.肢帯型筋ジストロフィー

5.慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー

 

正答 1、5

1.正しい。多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患で、運動障害、感覚障害とも出現する。

2.重症筋無力症は神経筋接合部の障害であり、運動障害のみ出現する。

3.筋萎縮性側索硬化症は脊髄前角細胞と側索が障害されるため、上位・下位運動ニューロン障害により、運動障害のみ出現する。

4.肢体型筋ジストロフィーは、筋の壊死がおこるため運動障害のみ出現する。

5.正しい。多発ニューロパチー(神経炎)では感覚神経障害が主な症状である。

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48-A-90 重症筋無力症について正しいのはどれか。2つ選べ。

1.筋電図検査において末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。

2.抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は10%である。

3.症状の日内変動がある。

4.嚥下障害の合併はない。

5.眼瞼下垂がみられる。

 

正答 3、5

1.筋電図検査において連続刺激では振幅の低下がみられる。

2.抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は約80%である。

3.正しい。夕方に向かって症状が増悪する日内変動がみられる。

4.眼瞼下垂、複視などの他に、四肢近位筋の易疲労性、嚥下障害、構音障害などがみられる。

5.正しい。

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