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第48回OT 午前21~30

第48回作業療法過去問題

48-A-21 単関節の障害で後髪をとかすことができなかった。

このときの関節運動と可動域制限の組合せで正しいのはどれか。

ただし、自助具は使用しないこととする。

1.肩関節屈曲――90°

2.肩関節外転――120°

3.肘関節屈曲――50°

4.前腕回内―――50°

5.手関節背屈――20°

 

正答 3

後髪をとかすためには、おおよそ肩関節屈曲90°以上、肩関節外転120°以上、肘関節屈曲120°以上、前腕回内45°以上、手関節背屈20°以上必要である。

肘関節50°では後髪をとかすことはできない。

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48-A-22 血圧測定で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.触診で拡張期血圧を測定できる。

2.精神的ストレスによって血圧は上昇する。

3.拡張期血圧が80mmHgのときは高血圧である。

4.使用するカフの幅によって血圧の測定値は異なる。

5.上肢の血圧の左右差は健常者では30㎜Hgである。

 

正答 2、4

1.触診で測定できるのは収縮期血圧である。

2.正しい。精神的ストレスでは交感神経が優位となり血圧が上昇する。

3.拡張期血圧が90㎜Hg 以上、収縮期血圧が140㎜Hg以上で高血圧である。

4.正しい。使用するカフの幅が狭い場合には血圧が高くなる。

5.上肢の血圧の左右差は健常者では10㎜Hg以下である。

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48-A-23 脳血管障害後の片麻痺患者にBrunnstrom法ステージテストを行った。肩関節の屈曲は肘伸展位で150°可能、外転は90°可能であるが肘関節が30°屈曲していた。また円柱形のペグを把持するよう指示すると、対向つまみはできなかったが横つまみは可能であった。

Brunnstrom法ステージの組合せで正しいのはどれか。

1.上肢Ⅲ――手指Ⅳ

2.上肢Ⅳ――手指Ⅲ

3.上肢Ⅳ――手指Ⅳ

4.上肢Ⅴ――手指Ⅳ

5.上肢Ⅴ――手指Ⅴ

 

正答 3

肩関節屈曲が肘伸展位で150°可能(上肢Ⅳでは90°、上肢Ⅴでは180°)、肩関節外転90°可能であるが肘30°屈曲(上肢Ⅴでは、肘伸展位で外転90°)であるため上肢はⅣと判断できる。手指は対向つまみ(手指Ⅴ)はできなかったが、横つまみ(手指Ⅳ)は可能ということから手指はⅣと判断できる。

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48-A-24 運動とプロセス技能評価(AMPS)について正しいのはどれか。

1.対象者から聴取によって評価できる。

2.ハンドルズ(Handles)は運動技能項目である。

3.コーディネーツ(Coordinates)はプロセス技能項目である。

4.職場における自立の可能性を予測する測定値を算出できる。

5.課題ごとに運動技能とプロセス技能の難易度が設定されている。

 

正答 5

1.決められた課題を実際に行うことによって評価する。

2.ハンドルズ(Handles)はプロセス技能であり、「気をつけて物をあつかうこと」を評価する。

3.コーディネーツ(Coordinates)は運動技能であり、「身体の2か所を使って物をあつかうこと」を評価する。

4.ADLとIADLを評価する。

5.正しい。

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48-A-25 評価法の説明で正しいのはどれか。

1.PGCモラールスケールはうつ尺度である。

2.MMSEの基準で24点は認知症と判断する。

3.ESCROW Profileは社会的不利の評価である。

4.パラチェック老人行動評定尺度はQOLの評価である。

5.Clinical Dementia Rating(CDR)は3段階評価である。

 

正答 3

1.PGCモラールスケールは高齢者のQOL(主観的幸福感)を評価する。

2.MMSEは30点満点で、23点以下は認知症を疑う。

3.正しい。

4.パラチェック老人行動評定尺度は認知症の評価法である。

5.パラチェック老人行動評定尺度は5段階で評価する。

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48-A-26 偽関節をおこしやすいのはどれか。

1.Colles骨折

2.Smith骨折

3.上腕骨顆上骨折

4.手の舟状骨骨折

5.上腕骨近位部骨折

 

正答 4

偽関節をおこしやすいのは、手の舟状骨骨折、大腿骨頸部骨折、脛骨中下1/3である。

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48-A-27 Brown-Séquard症候群で損傷髄節以下において損傷側の反対側に認められるのはどれか。2つ選べ。

1.運動麻痺

2.痛覚障害

3.位置覚障害

4.温度覚障害

5.振動覚障害

 

正答 2、4

Brown-Séquard症候群で損傷髄節以下において損傷側では運動麻痺、深部感覚障害(運動覚、位置覚、振動覚)をおこす。損傷側の反対では温度覚、痛覚の障害をおこす。

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48-A-28 欠乏すると末梢神経障害を引き起こすのはどれか。

1.ビタミンA

2.ビタミンB1

3.ビタミンC

4.ビタミンD

5.ビタミンK

 

正答 2

1.ビタミンAが欠乏すると夜盲症や、眼球乾燥症をおこす。

2.正しい。ビタミンB1が欠乏すると、脚気や末梢神経障害、Wernicke脳症を引き起こす。

3.ビタミンCが欠乏すると壊血病をおこす。

4.ビタミンDが欠乏するとくる病、骨軟化症、テタニーをおこす。

5.ビタミンKが不足すると血液凝固障害のため出血傾向となる。

ニコチン酸ナイアシン)が欠乏するとペラグラをおこす。ビタミンB12が欠乏すると悪性貧血をおこす。

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48-A-29 Hoehn&Yahrの重症度分類ステージⅢのParkinson患者に対する在宅での訓練指導で適切でないのはどれか。

1.片膝立ちからの立ち上がり訓練

2.リズムに合わせた上肢の運動

3.他動的な筋ストレッチ訓練

4.四つ這いでのバランス訓練

5.目印を用いた歩行訓練

 

正答 1

ステージⅢでは、姿勢反射障害が出現しており、在宅で安全に行える訓練を選ぶ。

また、ストレッチ運動、視覚刺激や聴覚刺激を用いた訓練は有効である。

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48-A-30 知覚と用いる検査器具の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.圧覚——————音叉

2.痛覚——————ノギス

3.二点識別覚———定量型知覚計

4.動的触覚局在——消しゴム付き鉛筆

5.静的触覚閾値——Semmes Weinsteinモノフィラメント

 

正答 4、5

1.音叉は振動覚や動的触覚の検査に用いる。

2.ノギスは二点識別覚の検査に用いる。

3.定量型痛覚計は痛覚の検査に用いる。

4、5.正しい。

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