第48回PT 午前16~20

第48回理学療法過去問

48-A-16 健常な1か月児にみられる姿勢はどれか。

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正答 1

1.正しい。図は非対称性緊張性頸反射(ATNR)であり、出生時から出現し4~6か月で消失する。

2.図はランドウ反射の第3相であり、6か月から出現する。

3.図のように手で足を触ることができるのは6か月ころである。

4.図は引き起こし反応で、頭がついてくるようになるのは4~6か月である。

5.支えられて座ることができるのは5か月ころである。

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48-A-17 頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者に対する車椅子上の動作指導の方法で誤っているのはどれか。

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正答 4

4.図では車椅子の背中をもたれずに、足を上げている。頸髄損傷では体幹筋は作用しないため、図のような動作はできない。

なお、C6では、図2のように車いすからベッドに直角に移動することが可能であるが、横移乗することができるのは上腕三頭筋が作用するC7(C6B3)以降である。

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48-A-18 70歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後5か月経過。Brunnstrom法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢ。金属支柱付き短下肢装具とT字杖とで院内歩行が自立した。

退院に向けたADL指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.屋内では短下肢装具を使用しない。

2.浴槽への出入りは座位移動で行う。

3.自宅トイレに手すりを設置する。

4.ズボンは立位のまま着脱する。

5.洗顔は立位で行う。

 

正答 2、3

1.下肢ステージⅢであり、屋内でも短下肢装具が必要である。

2.正しい。浴槽での出入りは安全にできるように、シャワーチェア⇔バスボードというように座位で行うのがよい。

3.正しい。トイレに手すりを付けることで安全にまた安定してトイレへの着座や立ち上がりを行うことができる。

4.下肢ステージⅢでは立位の安定性が十分でないため、ズボンの着脱は座位で行う。

5.より安全に行うため洗顔は座位で行うのがよい。

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48-A-19 58歳の男性。身長164㎝、体重88㎏。高血圧と2型糖尿病で通院していた。空腹時血糖値の異常と急激な視力低下で緊急入院した。入院時の空腹時血糖値は268㎎/dl、HbA1cは12.8%であった。入院後のインスリン投与により空腹時血糖値は156㎎/dlに低下した。

理学療法で正しいのはどれか。

1.HbA1c値を理学療法の指標にした。

2.運動はインスリン投与後30分以内に開始した。

3.運動強度はBorg 指数で17とした。

4.短時間1回最大等尺性訓練による筋力増強を行った。

5.1日200kcalを消費させる有酸素運動を指導した。

 

正答 5

1.HbA1cは1~2か月の平均血糖値であり、日々の理学療法の指標として用いることはできない。空腹時血糖値を目標とすることはよい。

2.インスリン投与後に運動を行うと低血糖発作を起こす可能性があるため、運動はインスリン投与1時間以降または、血糖値が上昇する食後30分から1時間以降に実施する。

3.運動強度はBorg 指数では楽である~ややきついの11~13(修正Borg 指数では4~6)とする。また最大酸素摂取量では40~60%の運動強度とする。

4.高血圧があり、体重も重いため、血圧の上昇を引き起こすことが少ない等張性運動を行う。

5.正しい。運動による消費カロリーは1日160~200kcalに設定する。(1日30分~1時間程度の有酸素運動

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48-A-20 20歳の男性。膝関節伸展運動を等速性に行った。角速度30°/sで設定したとき、最大トルク値は150Nmを示した。

この時の最大パワー(W)はどれか。ただし、πは180°とする。

1.5π

2.20π

3.25π

4.30π

5.35π

 

正答 3

最大パワー(W)=角速度×トルク値で求める。

W=30×150=4,500

π=180°であることから、4,500÷180=25πとなる。

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