読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

第48回PT 午前31~40

第48回理学療法過去問題

48-A-31 熱傷の部位と起こりやすい拘縮を予防する肢位の組合せで適切でないのはどれか。

1.前頸部———頸椎伸展

2.前胸部———肩関節外転

3.肘窩部———前腕回内

4.膝窩部———膝関節伸展

5.下腿後面——足関節背屈

 

正答 3

熱傷部位を伸長位にする。

肘窩部の熱傷では肘関節伸展、前腕回外位とする。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-32 Brunnstrom法ステージの段階と脳卒中片麻痺の患側下肢の動きとの組合わせで正しいのはどれか。

1.Ⅲ——座位で膝屈曲位をとり、踵を床につけたままつま先を持ち上げる。

2.Ⅲ——座位で足裏を床上に滑らせて、膝を90°以上曲げる。

3.Ⅳ——立位で膝伸展位をとり、つま先を持ち上げる。

4.Ⅴ——立位で股関節を外転する。

5.Ⅵ——座位で下腿を内外旋する。

 

正答 5

1.1の動作ができるのはステージⅣである。

2.2の動作ができるのはステージⅣである。

3.3の動作ができるのはステージⅤである。

4.4の動作ができるのはステージⅥである。

5.正しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

48-A-33 脳卒中患者の摂食・嚥下障害で正しいのはどれか。

1.水分よりゼリーで誤嚥しやすい。

2.急性期より慢性期で高頻度に生じる。

3.座位よりリクライニング位で誤嚥が少ない。

4.片側の障害では非麻痺側に頸部を回旋する。

5.食事中むせなければ誤嚥はないと判断できる。

 

正答 3

1.ゼリーなどとろみのあるものの方が誤嚥しにくい。

2.急性期に高頻度に生じる。

3.正しい?

4.片側の障害では麻痺側に頸部を回旋することで、非麻痺側が広がり食物が通過しやすくなる。

5.咽頭喉頭の感覚障害がある場合は、むせがなくても誤嚥していることがある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-34 脊髄完全損傷の機能残存レベルと到達可能なADLの組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.C4——ジョイスティック付電動車椅子走行

2.C5——ズボンの着脱

3.C7——自助具を用いての整容動作

4.T1——自動車への移乗

5.T10——短下肢装具を用いての歩行

 

正答 3、4

1.ジョイスティック付電動車椅子走行ができるのはC5である。C4で顎コントロール式や呼気コントロール式の車椅子走行ができる。

2.C5では丸首シャツの着脱はできるがズボンの着脱はできない。

3.正しい。

4.正しい。自動車への移乗はC7から可能である。

5.短下肢装具を用いての歩行は膝関節伸展筋(大腿四頭筋)が作用するL4で可能である。T10では腹筋が作用するため、骨盤帯付長下肢装具と松葉杖を用いての小振り歩行が可能である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-35 脊髄損傷患者で異所性骨化の好発部位はどれか。

1.肘関節

2.手関節

3.手指MP関節

4.股関節

5.足関節

 

正答 4

異所性骨化は大関節(股関節、膝関節など)に発生しやすい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-36 伝い歩きが可能なレベルの脊髄小脳変性症患者で姿勢バランスを崩す危険性が高いのはどれか。

1.閉脚立位

2.片膝立ち位

3.四つ這い位

4.タンデム肢位

5.踵接地でのしゃがみ位

 

正答 4

足を前後にした継ぎ足であるタンデム肢位は支持基底面が狭く不安定である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-37 Duchenne型筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.関節拘縮は生じない。

2.知覚障害はまれである。

3.筋萎縮は遠位筋から始まる。

4.Gowers徴候が特徴である。

5.5歳ころまでに歩行不能になることが多い。

 

正答 2、4

1.筋力低下のため、頸部伸展、体幹側屈、足関節尖足などの関節拘縮をおこしやすい。

2.正しい。筋ジストロフィーは筋の壊死が生じる疾患であり、知覚障害は生じない。

3.筋萎縮は大殿筋や中殿筋など近位筋から始まる。

4.正しい。初期の症状としてGowers徴候(登坂性起立)が特徴である。

5.3~5歳までに発症し、歩行不能となるのは10歳前後である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-38 軸索変性型のGuillain-Barre症候群で適切なのはどれか。

1.発症後1週間経過すれば高負荷の訓練は可能である。

2.γ-グロブリン大量療法中に運動療法は行わない。

3.下垂足に対して軽量の短下肢装具を作成する。

4.手内筋麻痺は3か月以内で回復する。

5.発症後6か月で症状は固定する。

 

正答 3

1.発症後2~4週間で症状がピークに達する。1週間では症状の進行中であり、負荷をかけることは禁忌である。

2.γ-グロブリン大量療法中は負荷に気を付けながら、関節可動域訓練などを行う。

3.正しい。軸索型は予後が不良であり、必要に応じて軽量の短下肢装具を作成することは適切である。

4.回復は4~6か月であるが、近位筋から遠位筋へ回復がみられる。

5.4~6か月かけてほぼ自然回復するが、軸索型では予後が不良で、6か月で症状が固定するとは言えない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-39 遠城寺式乳幼児分析的発達検査で2歳0か月までに獲得されるのはどれか。

1.2語文を話す。

2.色の色別ができる。

3.左右の区別ができる。

4.自分の姓名を言うことができる。

5.シャツのボタンをかけることができる。

 

正答 1

1.正しい。

2.色の色別ができるのは3歳0か月である。

3.左右の区別ができるのは4歳8か月である。

4.自分の姓名を言うことができるのは2歳6か月である。

5.シャツのボタンをかけることができるのは3歳4か月である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-40 

 

第48回共通 午前81~90

第48回共通過去問題

48-A- 81 図版を示す。これを用いる検査はどれか。ただし、右の吹き出しは空欄である。

f:id:motimotojuku:20161106060551p:plain

1.SCT

2.SDS

3.TEG

4.P-Fスタディ

5.Bender Gestalt Test

 

正答 4

P-Fスタディは、2人の人物が登場する欲求不満場面で空欄の吹き出しにセリフを入れる心理検査である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-82 国際生活機能分類ICF)で「活動」に含まれる項目はどれか。2つ選べ。

1.入浴

2.移乗

3.嚥下

4.呼吸機能

5.関節可動域

 

正答 1、2

1、2.入浴、移乗、トイレ動作、食事、洗面、更衣などセルフケアは活動に含まれる。

3、4、5.嚥下、呼吸機能、関節可動域は心身機能である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-83 脳性麻痺で正しいのはどれか。

1.アテトーゼ型では下肢より上肢の支持性が良い。

2.アテトーゼ型では初期は低緊張である。

3.痙直型では出生直後から筋緊張が亢進する。

4.痙直型両麻痺では下肢より上肢の麻痺が重度である。

5.痙直型片麻痺では上肢より下肢の麻痺が重度である。

 

正答 1、2

1、2.正しい。

3.痙直型では新生児期は筋緊張の異常はみられない。

4.痙直型両麻痺では上肢より下肢の麻痺が重度である。

5.痙直型片麻痺では下肢より上肢の麻痺が重度である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-84 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律バリアフリー新法)の内容に含まれていないのはどれか。

1.介助犬の待機場所の確保

2.車椅子使用者用の客室の設置

3.車椅子使用者用の駐車場の確保

4.車椅子と人がすれ違える廊下幅の確保

5.目の不自由な人でも利用しやすいエレベーターの設置

 

正答 1

介助犬盲導犬聴導犬)については、身体障害者補助犬法によって定められている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-85 腰部MRIを示す。

この画像で認められるのはどれか。

f:id:motimotojuku:20161106061730p:plain

1.骨粗鬆症

2.腰椎圧迫骨折

3.腰椎すべり症

4.後縦靭帯骨化症

5.椎間板ヘルニア

 

正答 5

図の〇で囲まれた部分で髄核の突出がみられる。

L5-S1間の腰椎椎間板ヘルニアである。

f:id:motimotojuku:20161106061933p:plain

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-86 ワルファリンの作用を減弱させるのはどれか。

1.ヘパリン

2.抗血小板薬

3.ビタミンK

4.ペニシリン系抗菌薬

5.非ステロイド性抗炎症薬

 

正答 3

ビタミンKは血液凝固作用があるため、血液凝固抑制剤のワルファリンを服用している場合は摂取を控えるように気を付ける。

ビタミンKは納豆、クロレラ、緑色野菜類などに多く含まれている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-87 ボツリヌス毒素を用いた治療で正しいのはどれか。

1.ボツリヌス毒素は前角細胞に作用する。

2.痙縮のある筋に対して筋肉注射を行う。

3.65歳以上の高齢者には禁忌である。

4.注射直後から最大効果を認める。

5.効果持続は約1年間である。

 

正答 2

1.ボツリヌス毒素は神経終末(神経筋接合部)に作用する。

2.正しい。痙縮のある筋に対して数か所筋肉注射を行う。

3.高齢者に禁忌ということはない。

4.注射後、最大効果を認めるには1~2週間を要する。

5.持続時間は3~6か月である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-88 変形性膝関節症で正しいのはどれか。

1.外側型が多い。

2.歩き始めは痛くない。

3.女性よりも男性に多い。

4.膝周囲筋の筋力強化は症状を改善させる。

5.内側型には内側が高い楔状足底板が用いられる。

 

正答 4

1.日本では内側型が多い。

2.変形性膝関節症では、初期から動作開始時(立ち上がり時、歩き始め時など)の痛みがある。

3.中年以降の肥満女性に多い。

4.正しい。大腿四頭筋ハムストリングスの筋力強化が症状を改善させる。

5.内側型(膝内反)では外側が高い楔状足底版が用いられる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-89 感覚障害を合併するのはどれか。2つ選べ。

1.多発性硬化症

2.重症筋無力症

3.筋萎縮性側索硬化症

4.肢帯型筋ジストロフィー

5.慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー

 

正答 1、5

1.正しい。多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患で、運動障害、感覚障害とも出現する。

2.重症筋無力症は神経筋接合部の障害であり、運動障害のみ出現する。

3.筋萎縮性側索硬化症は脊髄前角細胞と側索が障害されるため、上位・下位運動ニューロン障害により、運動障害のみ出現する。

4.肢体型筋ジストロフィーは、筋の壊死がおこるため運動障害のみ出現する。

5.正しい。多発ニューロパチー(神経炎)では感覚神経障害が主な症状である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-90 重症筋無力症について正しいのはどれか。2つ選べ。

1.筋電図検査において末梢神経の連続刺激で振幅の増大がみられる。

2.抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は10%である。

3.症状の日内変動がある。

4.嚥下障害の合併はない。

5.眼瞼下垂がみられる。

 

正答 3、5

1.筋電図検査において連続刺激では振幅の低下がみられる。

2.抗アセチルコリン受容体抗体陽性率は約80%である。

3.正しい。夕方に向かって症状が増悪する日内変動がみられる。

4.眼瞼下垂、複視などの他に、四肢近位筋の易疲労性、嚥下障害、構音障害などがみられる。

5.正しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第48回OT 午前21~30

第48回作業療法過去問題

48-A-21 単関節の障害で後髪をとかすことができなかった。

このときの関節運動と可動域制限の組合せで正しいのはどれか。

ただし、自助具は使用しないこととする。

1.肩関節屈曲――90°

2.肩関節外転――120°

3.肘関節屈曲――50°

4.前腕回内―――50°

5.手関節背屈――20°

 

正答 3

後髪をとかすためには、おおよそ肩関節屈曲90°以上、肩関節外転120°以上、肘関節屈曲120°以上、前腕回内45°以上、手関節背屈20°以上必要である。

肘関節50°では後髪をとかすことはできない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-22 血圧測定で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.触診で拡張期血圧を測定できる。

2.精神的ストレスによって血圧は上昇する。

3.拡張期血圧が80mmHgのときは高血圧である。

4.使用するカフの幅によって血圧の測定値は異なる。

5.上肢の血圧の左右差は健常者では30㎜Hgである。

 

正答 2、4

1.触診で測定できるのは収縮期血圧である。

2.正しい。精神的ストレスでは交感神経が優位となり血圧が上昇する。

3.拡張期血圧が90㎜Hg 以上、収縮期血圧が140㎜Hg以上で高血圧である。

4.正しい。使用するカフの幅が狭い場合には血圧が高くなる。

5.上肢の血圧の左右差は健常者では10㎜Hg以下である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

48-A-23 脳血管障害後の片麻痺患者にBrunnstrom法ステージテストを行った。肩関節の屈曲は肘伸展位で150°可能、外転は90°可能であるが肘関節が30°屈曲していた。また円柱形のペグを把持するよう指示すると、対向つまみはできなかったが横つまみは可能であった。

Brunnstrom法ステージの組合せで正しいのはどれか。

1.上肢Ⅲ――手指Ⅳ

2.上肢Ⅳ――手指Ⅲ

3.上肢Ⅳ――手指Ⅳ

4.上肢Ⅴ――手指Ⅳ

5.上肢Ⅴ――手指Ⅴ

 

正答 3

肩関節屈曲が肘伸展位で150°可能(上肢Ⅳでは90°、上肢Ⅴでは180°)、肩関節外転90°可能であるが肘30°屈曲(上肢Ⅴでは、肘伸展位で外転90°)であるため上肢はⅣと判断できる。手指は対向つまみ(手指Ⅴ)はできなかったが、横つまみ(手指Ⅳ)は可能ということから手指はⅣと判断できる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-24 運動とプロセス技能評価(AMPS)について正しいのはどれか。

1.対象者から聴取によって評価できる。

2.ハンドルズ(Handles)は運動技能項目である。

3.コーディネーツ(Coordinates)はプロセス技能項目である。

4.職場における自立の可能性を予測する測定値を算出できる。

5.課題ごとに運動技能とプロセス技能の難易度が設定されている。

 

正答 5

1.決められた課題を実際に行うことによって評価する。

2.ハンドルズ(Handles)はプロセス技能であり、「気をつけて物をあつかうこと」を評価する。

3.コーディネーツ(Coordinates)は運動技能であり、「身体の2か所を使って物をあつかうこと」を評価する。

4.ADLとIADLを評価する。

5.正しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-25 評価法の説明で正しいのはどれか。

1.PGCモラールスケールはうつ尺度である。

2.MMSEの基準で24点は認知症と判断する。

3.ESCROW Profileは社会的不利の評価である。

4.パラチェック老人行動評定尺度はQOLの評価である。

5.Clinical Dementia Rating(CDR)は3段階評価である。

 

正答 3

1.PGCモラールスケールは高齢者のQOL(主観的幸福感)を評価する。

2.MMSEは30点満点で、23点以下は認知症を疑う。

3.正しい。

4.パラチェック老人行動評定尺度は認知症の評価法である。

5.パラチェック老人行動評定尺度は5段階で評価する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-26 偽関節をおこしやすいのはどれか。

1.Colles骨折

2.Smith骨折

3.上腕骨顆上骨折

4.手の舟状骨骨折

5.上腕骨近位部骨折

 

正答 4

偽関節をおこしやすいのは、手の舟状骨骨折、大腿骨頸部骨折、脛骨中下1/3である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-27 Brown-Séquard症候群で損傷髄節以下において損傷側の反対側に認められるのはどれか。2つ選べ。

1.運動麻痺

2.痛覚障害

3.位置覚障害

4.温度覚障害

5.振動覚障害

 

正答 2、4

Brown-Séquard症候群で損傷髄節以下において損傷側では運動麻痺、深部感覚障害(運動覚、位置覚、振動覚)をおこす。損傷側の反対では温度覚、痛覚の障害をおこす。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-28 欠乏すると末梢神経障害を引き起こすのはどれか。

1.ビタミンA

2.ビタミンB1

3.ビタミンC

4.ビタミンD

5.ビタミンK

 

正答 2

1.ビタミンAが欠乏すると夜盲症や、眼球乾燥症をおこす。

2.正しい。ビタミンB1が欠乏すると、脚気や末梢神経障害、Wernicke脳症を引き起こす。

3.ビタミンCが欠乏すると壊血病をおこす。

4.ビタミンDが欠乏するとくる病、骨軟化症、テタニーをおこす。

5.ビタミンKが不足すると血液凝固障害のため出血傾向となる。

ニコチン酸ナイアシン)が欠乏するとペラグラをおこす。ビタミンB12が欠乏すると悪性貧血をおこす。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-29 Hoehn&Yahrの重症度分類ステージⅢのParkinson患者に対する在宅での訓練指導で適切でないのはどれか。

1.片膝立ちからの立ち上がり訓練

2.リズムに合わせた上肢の運動

3.他動的な筋ストレッチ訓練

4.四つ這いでのバランス訓練

5.目印を用いた歩行訓練

 

正答 1

ステージⅢでは、姿勢反射障害が出現しており、在宅で安全に行える訓練を選ぶ。

また、ストレッチ運動、視覚刺激や聴覚刺激を用いた訓練は有効である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-30 知覚と用いる検査器具の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.圧覚——————音叉

2.痛覚——————ノギス

3.二点識別覚———定量型知覚計

4.動的触覚局在——消しゴム付き鉛筆

5.静的触覚閾値——Semmes Weinsteinモノフィラメント

 

正答 4、5

1.音叉は振動覚や動的触覚の検査に用いる。

2.ノギスは二点識別覚の検査に用いる。

3.定量型痛覚計は痛覚の検査に用いる。

4、5.正しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

第48回理学 午前21~30

第48回理学療法過去問題

48-A-21 Danielsらの徒手筋力テストにおいて段階3の運動と測定肢位の組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.足関節背屈ならびに内がえし——腹臥位

2.股関節伸展——————————側臥位

3.肩甲骨内転と下方回旋—————座位

4.肩関節内旋——————————腹臥位

5.骨盤挙上———————————背臥位

 

正答 4、5

1.足関節背屈ならびに内がえしの段階3以上は座位で行う。

2.股関節伸展の段階3以上は腹臥位で行う。

3.肩甲骨内転と下方回旋の段階3以上は腹臥位で行う。

4.正しい。

5.正しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-22 母指の関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で基本軸が第1中手骨であるのはどれか。

1.対立

2.撓側外転

3.掌側外転

4.IP関節屈曲

5.MCP関節屈曲

 

正答 5

1.対立については、母指と小指の先端の距離を測定する。

2、3.撓側外転と、掌側外転の基本軸は示指、移動軸は母指である。

4.IP関節屈曲の基本軸は第1基節骨、移動軸は第1末節骨である。

5.正しい。MCP関節屈曲の基本軸は第1中手骨、移動軸は第1基節骨である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-23 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で測定開始肢位が座位に指定されているのはどれか。2つ選べ。

1.股関節外転

2.股関節屈曲

3.股関節外旋

4.膝関節屈曲

5.足部内がえし

 

正答 設問が不適切で正解が得られないため採点対象から除外されている。

1.股関節外転は背臥位でおこなう。

2.股関節屈曲は背臥位でおこなう。

3.股関節外旋は背臥位でおこなう。

4、5.膝関節屈曲と足部内がえしの測定肢位については明記されていない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-24 四肢長と計測部位の組合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.上肢長————肩峰から尺骨茎状突起

2.上腕長————肩峰から上腕骨外側上顆

3.下肢長————上前腸骨棘から内果

4.大腿長————大転子から大腿骨内側上顆

5.下腿長————脛骨外側顆から内果

 

正答 2、3

1.上肢長は肩峰から中指先端もしくは橈骨茎状突起までの距離を測定する。

2.正しい。

3.正しい。下肢長は上前腸骨棘から内果もしくは大転子から外果までの距離を測定する。

4.大腿長は大転子から大腿骨外側上顆もしくは膝関節外側裂隙までの距離を測定する。

5.下腿長は大腿骨外側上顆もしくは膝関節外側裂隙から外果までの距離を測定する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-25 足関節上腕血圧比の基準値で正しいのはどれか。

1.0.21~0.50

2.0.51~0.90

3.0.91~1.40

4.1.41~2.00

5.2.01~2.70

 

正答 3

足関節上腕血圧比(ABI)は、足関節収縮期血圧÷上腕収縮期血圧で算出する。

基準値は0.91~1.40で足関節収縮期血圧の方が高い。

閉塞性動脈硬化症では、下肢動脈の閉塞のため足関節収縮期血圧が低下するため、ABIが0.9以下となる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 48-A-26 FIMについて正しいのはどれか。

1.自己式評価法である。

2.機能障害の評価法である。

3.更衣は上半身と下半身に分けられる。

4.補装具を使用しても完全自立と判断する。

5.認知には「対人関係」という項目が含まれる。

 

正答 3

1.FIMは日常生活で実際に患者が行っているかを観察によって評価する方法である。

2.しているADLを評価する。

3.正しい。

4.補装具を使用して自立している場合は、修正自立(6点)となる。

5.認知項目には、「社会的交流」「問題解決」「記憶」の項目がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-27 老研式活動能力指標に含まれる項目で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.金銭管理

2.自動車運転

3.町内会活動

4.スポーツ活動

5.公共交通機関の利用

 

正答 1、5

老研式活動能力指標には、手段的ADL、知的能動性、社会的役割の項目がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-28 変形性股関節症に対して、前方アプローチで股関節を前外側に脱臼させて人工股関節置換術を行った。術後に股関節の脱臼を最も誘発しやすい肢位はどれか。

1.屈曲、内転、内旋

2.屈曲、外転、外旋

3.伸展、内転、外旋

4.伸展、内転、内旋

5.伸展、外転、内旋

 

正答 3

後方アプローチでは、屈曲・内転・内旋の複合肢位および過屈曲で脱臼しやすい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-29 膝関節前十字靭帯損傷で異常所見がみられるのはどれか。2つ選べ。

1.Lachman test

2.McMurray test

3.Thompaon test

4.軸移動テスト(pivot shift test)

5.後方引き出しテスト(posterior drawer test)

 

正答 1、4

前十字靭帯損傷のテストとして、Lachman test、軸移動テスト(pivot shift test)、Jerkテスト(Nテスト)、前方引き出しテストがある。

2.McMurray testは半月板損傷のテストである。

3.Thompaon testはアキレス腱断裂のテストである。

5.後方引き出しテストは後十字靭帯損傷のテストである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-30 外傷と合併しやすい神経障害の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1.肩関節前方脱臼―――肩甲上神経麻痺

2.上腕骨骨幹部骨折――橈骨神経麻痺

3.橈骨遠位端骨折―――尺骨神経麻痺

4.股関節後方脱臼―――坐骨神経麻痺

5.脛骨骨折――――――脛骨神経麻痺

 

正答 2、4

1.肩関節前方脱臼では腋窩神経麻痺が合併しやすい。

2.正しい。

3.橈骨遠位端骨折では正中神経麻痺が合併しやすい。

4.正しい。

5.脛骨骨折では神経麻痺の合併は稀である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第48回共通 午前71~80

第48回共通過去問題

48-A-71 立位姿勢で、頭上からバーべルを肩まで下ろす時に遠心性収縮となる節はどれか。

1.上腕二頭筋

2.腕橈骨筋

3.大菱形筋

4.前鋸筋

5.広背筋

 

正答 4

バーベルを上げる時(求心性収縮)と下ろす時(遠心性収縮)は同じ筋が働くので、上げる時の筋を考えた方がわかりやすい。

作用する筋は肩甲骨外転筋、肩関節屈筋・外転筋、肘関節伸筋である。

1、2.上腕二頭筋、腕橈骨筋は肘屈曲に作用する。

3.大菱形筋は肩甲骨内転に作用する。

4.正しい。前鋸筋は肩甲骨の外転に作用するため正しい。

5.広背筋は肩の伸展に作用する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-72 足部の運動で正しいのはどれか。

1.外がえしには長母指伸筋が関与する。

2.後脛骨筋は立位で横アーチの維持に働く。

3.距腿関節では足関節背屈位で内外転が可能である。

4.内がえしの運動は第2趾の長軸を中心として生じる。

5.踵腓靱帯は距骨下関節における外がえしを制限する。

 

正答 2

1.外がえしには長趾伸筋、第3腓骨筋、長・短腓骨筋が作用する。長母指伸筋と前鋸筋は内がえしと背屈に作用する。

2.正しい。横アーチには長腓骨筋、後脛骨筋が働く。

3.距腿関節では足背屈時の内外転はおこらなず、底屈時にはわずかに内外転する。

4.内がえしは足部の回外・内転・底屈の複合運動である。第2趾の長軸を中心として生じるのは回外・回内である。

5.踵腓関節は外側靭帯であり、内がえしを制限する。三角靭帯が内側靭帯で外がえしを制限する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-73 安静立位姿勢における重心線の通る位置で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.耳垂の前方

2.肩関節の前方

3.大転子の前方

4.膝蓋骨の後方

5.外果の後方

 

正答 2、4

1.耳垂(のやや後方)を通る。

2.正しい。肩峰(肩関節の前方)を通る。※肩関節の頭部は後捻しているため、肩関節から見ると肩峰は前方となる。

3.大転子(股関節の後方)を通る。

4.正しい。膝蓋骨の後方(膝関節の前方)を通る。

5.外果の前方を通る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-74 健常成人が歩行速度を上げた場合の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.歩隔の拡大

2.歩行率の増加

3.重複歩距離の増加

4.両脚支持期の延長

5.重心の左右移動の増加

 

正答 2、3

歩行速度を上げる場合は歩幅(重複歩距離)と回転率(歩行率)を上げる。

歩隔、両脚支持期、重心の左右移動は減少する。重心の上下移動は増加する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-75 疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。

1.多発性硬化症――――――脱髄

2.Binswanger病――――――感染

3.Huntington病――――――炎症

4.Creutzfeldt-Jakob病―――出血

5.Charcot-Marie-Tooth病――虚血

 

正答 1

1.正しい。多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患である。

2.Binswanger病は大脳白質の虚血(多発性梗塞などで生じる)でおこる。

3.Huntington病は大脳基底核の変性疾患である。

4.Creutzfeldt-Jakob病はプリオンによる感染症である。

5.Charcot-Marie-Tooth病は末梢神経の変性や脱髄疾患である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-76 重症筋無力症を合併することが多いのはどれか。

1.肺癌

2.乳癌

3.中皮腫

4.胸腺腫

5.食道癌

 

正答 4

重症筋無力症では胸腺の異常が多くみられる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-77 ウイルスによる感染症はどれか。

1.トキソプラズマ

2.ジフテリア

3.カンジダ

4.トラコーマ

5.帯状疱疹

 

正答 5

1.トキソプラズマ症は単細胞生物トキソプラズマによる感染症である。

2.ジフテリアは細菌(ジフテリア菌)による感染症である。

3.ガンジダ症は真菌(カビ)による感染症である。

4.トラコーマ寄生生物であるクラミジア・トラコマチスによる感染症である。

5.帯状疱疹は水痘ウィルス(ヘルペスウィルス)による感染症である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-78 くる病の症状でないのはどれか。

1.低身長

2.漏斗胸

3.骨痛

4.円背

5.O脚

 

正答 解なし(すべて症状)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-79 葛藤が麻痺や失声などの神経症状となって現れるのはどれか。

1.解離

2.昇華

3.心気

4.転換

5.抑圧

 

正答 4

1.解離は解離性神経症害で出現するもので、健忘、遁走、昏迷、多重人格などがおこる。

2.昇華は防衛機制で、社会的に受け入れられない行動を社会的に受け入れられる行動によって満たすことである。イライラをバッティングで晴らすなど。

3.心気は健康であるにもかかわらず、自分は重大な病気にかかっていると思うものである。

4.正しい。転換症状には、運動麻痺、感覚麻痺、けいれん発作などがある。

5.抑圧は防衛機制で、受け入れられない感情を抑え込んでしまうものである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-80 Eriksonによる発達段階と獲得すべき課題の組合せで正しいのはどれか。

1.学童期――親密

2.青年期――生産性

3.成人期――勤勉性

4.中年期――同一性

5.老年期――統合

 

正答 5

1.学童期の課題は勤勉性である。

2.青年期の課題は同一性である。

3.成人期(成人期前期)の課題は親密性である。

4.中年期(成人期後期)の課題は生殖性である。

5.正しい。

※乳児期の課題は信頼性である。幼児期前半の課題は自律性である。幼児期後半の課題は自主性である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

第48回OT 午前16~20

第48回作業療法過去問題

48-A-16 53歳の男性。アルコール依存症。34歳から頻回の入院を繰り返し、仕事も失い、妻とも離婚した。1週前から終日飲酒して、食事も摂らない状態が続くため入院となった。入院後は振戦せん妄がみられたが、3週後には状態が安定し、体力強化を目的に作業療法が処方された。

作業療法場面でみられやすいのはどれか。

1.柔軟な判断

2.高い目標設定

3.共感的な感情表出

4.熟慮に基づく行動

5.円滑な対人関係の構築

 

正答 2

1、4.アルコール依存症では、集中力、判断力の低下や衝動性がみられるため、柔軟な判断や、熟慮に基づく行動は困難である。

2.正しい。アルコール依存症患者で特に離脱症状後では、アルコールさえ飲まなければなんでもできるというような高い目標設定がみられる。

3、4.アルコール依存症患者は自己評価が低く、他人に対して協調的にかかわることが困難なため、共感的な感情表出や円滑な対人関係の構築は困難である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-17 48-A-18

次の文により17、18の問いに答えよ。

32歳の女性。統合失調症。大学卒業後商社に勤務していた。28歳ころから「心身ともに疲れる」と言うようになり、このころから幻聴が出現した。定期的に受診し服薬を続けていたが、1か月前から職場で自分の悪口を言われているような幻聴が増加したため休職し、外来作業療法が処方された。

48-A-17 作業療法の評価で優先するのはどれか。

1.生活歴

2.基礎体力

3.金銭管理能力

4.対人関係能力

5.余暇の過ごし方

 

正答 4

設問より、患者は商社に勤務していたが、1か月前から職場で自分の悪口を言われているような幻聴が増加した、とあり、まずは職場の人間関係や対人関係能力の評価が優先される。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-18 この患者の作業療法で優先するのはどれか。

1.運動

2.調理訓練

3.通勤訓練

4.レザークラフト

5.セルフモニタリング

 

正答 5

対人関係に対するアプローチとして優先されるものを選ぶ。

セルフモニタリング認知行動療法で用いられる手法で、患者自身が自分の行動を観察、記録する方法である。セルフモニタリングを行うことで、どのような時に幻聴が現れるのか、悪口が幻聴で聞こえるとどのように感じ、どのような行動をとるのかなどを知り、治療につなげることができる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-19 48-A-20

次の文により19、20の問いに答えよ。

24歳の女性。自己愛性パーソナリティ障害。大学院を修了しサービス業に就いたが、自分より学歴の低い社員と同じ職場に配属されたことに腹を立て、上司に配置換えを要求した。客に尊大な態度を批判され、「なぜ自分が批判されるのか、配置換えの希望を無視した上司が悪い」と言い、怒りをあらわにした。その後、うつ感が強まり、自宅に引きこもるようになったため両親が精神科を受診させ、作業療法に通うことになった。

48-A-19 この患者にみられやすい特徴はどれか。

1.自罰傾向

2.特権意識

3.自生思考

4.不定愁訴

5.嫉妬妄想

 

正答 2

※設問の内容から考えること。

1.批判されることに対して上司が悪い、などと言う他罰傾向がみられる。

2.正しい。特権意識の高さは自己愛性パーソナリティ障害の特徴であり、患者の場合も学歴の低い社員と同じ職場にされたことに対して腹を立てている。

3.自生思考(自分の考えではない考えが勝手に浮かんでくるというもの)は統合失調症の特徴である。

4.不定愁訴は原因が明確でない様々な訴えであり、身体表現性障害などでみられる。

5.嫉妬妄想はアルコール依存症の特徴である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-20 作業療法士の対応で適切なのはどれか。

1.作業の結果を積極的に賞賛する。

2.学歴に見合った仕事を探す。

3.競争や勝ち負けを重視する。

4.失敗や葛藤を避ける。

5.役割行動を促す。

 

正答 5

1.積極的に賞賛することは自己愛や特権意識を助長させることになるため適切でない。

2.学歴に見合った仕事をすることは自己愛を満たすことになるが、本人に適した、また能力に合った仕事とは限らない。

3.競争や勝ち負けでは、勝った場合は自己愛を助長させ、負けた場合は他人に責任転嫁するなどがみられるため適切ではない。

4.失敗や葛藤をする経験を通じて、自己を成長することにつながる。

5.正しい。能力に応じた役割行動を促すことで自己認識を高め、不適応パターンの修正を図る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第48回PT 午前16~20

第48回理学療法過去問

48-A-16 健常な1か月児にみられる姿勢はどれか。

f:id:motimotojuku:20161104054957p:plain

 

正答 1

1.正しい。図は非対称性緊張性頸反射(ATNR)であり、出生時から出現し4~6か月で消失する。

2.図はランドウ反射の第3相であり、6か月から出現する。

3.図のように手で足を触ることができるのは6か月ころである。

4.図は引き起こし反応で、頭がついてくるようになるのは4~6か月である。

5.支えられて座ることができるのは5か月ころである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-17 頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者に対する車椅子上の動作指導の方法で誤っているのはどれか。

f:id:motimotojuku:20161104055422p:plain

 

正答 4

4.図では車椅子の背中をもたれずに、足を上げている。頸髄損傷では体幹筋は作用しないため、図のような動作はできない。

なお、C6では、図2のように車いすからベッドに直角に移動することが可能であるが、横移乗することができるのは上腕三頭筋が作用するC7(C6B3)以降である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-18 70歳の女性。脳梗塞による右片麻痺。発症後5か月経過。Brunnstrom法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢ。金属支柱付き短下肢装具とT字杖とで院内歩行が自立した。

退院に向けたADL指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.屋内では短下肢装具を使用しない。

2.浴槽への出入りは座位移動で行う。

3.自宅トイレに手すりを設置する。

4.ズボンは立位のまま着脱する。

5.洗顔は立位で行う。

 

正答 2、3

1.下肢ステージⅢであり、屋内でも短下肢装具が必要である。

2.正しい。浴槽での出入りは安全にできるように、シャワーチェア⇔バスボードというように座位で行うのがよい。

3.正しい。トイレに手すりを付けることで安全にまた安定してトイレへの着座や立ち上がりを行うことができる。

4.下肢ステージⅢでは立位の安定性が十分でないため、ズボンの着脱は座位で行う。

5.より安全に行うため洗顔は座位で行うのがよい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-19 58歳の男性。身長164㎝、体重88㎏。高血圧と2型糖尿病で通院していた。空腹時血糖値の異常と急激な視力低下で緊急入院した。入院時の空腹時血糖値は268㎎/dl、HbA1cは12.8%であった。入院後のインスリン投与により空腹時血糖値は156㎎/dlに低下した。

理学療法で正しいのはどれか。

1.HbA1c値を理学療法の指標にした。

2.運動はインスリン投与後30分以内に開始した。

3.運動強度はBorg 指数で17とした。

4.短時間1回最大等尺性訓練による筋力増強を行った。

5.1日200kcalを消費させる有酸素運動を指導した。

 

正答 5

1.HbA1cは1~2か月の平均血糖値であり、日々の理学療法の指標として用いることはできない。空腹時血糖値を目標とすることはよい。

2.インスリン投与後に運動を行うと低血糖発作を起こす可能性があるため、運動はインスリン投与1時間以降または、血糖値が上昇する食後30分から1時間以降に実施する。

3.運動強度はBorg 指数では楽である~ややきついの11~13(修正Borg 指数では4~6)とする。また最大酸素摂取量では40~60%の運動強度とする。

4.高血圧があり、体重も重いため、血圧の上昇を引き起こすことが少ない等張性運動を行う。

5.正しい。運動による消費カロリーは1日160~200kcalに設定する。(1日30分~1時間程度の有酸素運動

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

48-A-20 20歳の男性。膝関節伸展運動を等速性に行った。角速度30°/sで設定したとき、最大トルク値は150Nmを示した。

この時の最大パワー(W)はどれか。ただし、πは180°とする。

1.5π

2.20π

3.25π

4.30π

5.35π

 

正答 3

最大パワー(W)=角速度×トルク値で求める。

W=30×150=4,500

π=180°であることから、4,500÷180=25πとなる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・